2005年01月26日

2005年01月25日

航空写真を並べてつなげて眺める

前のエントリの続き。
昔の航空写真を眺めているだけでも、たぶんずっと飽きずに楽しめるが、少し手を加えるともっと楽しめるのではないか、と試してみた。

とりあえずはGPSと組み合わせるのが目標。しかしいきなりつまずく。
詳細は省くが、いわゆるオルソ画像にしないとGPSとうまく重ねられない。衛星写真や航空写真をオルソ化するソリューションも世の中にはあるのだが、これはもう何百万円もする。お気軽にPhotoshopでどうにかならないかと思って調べてみたが、一枚一枚歪めていくのは相当面倒くさい。しかも歪めたものをつなぎ合わせなくてはならない。手動でやるのはそうとう根性がいりそう。挫折。

ここで、オルソ化と思うと大変だが、要するに隣り合った画像がそれなりの枚数うまくつながっていれば、とりあえずいろいろ試して見るには充分なのでは、と思い直す。

というわけでデジカメ用のパノラマ写真生成ソフトを利用する。手元にあるのはCanon IXY digital 200aに付属してきたPhotoStitch。これはカメラをパンして撮ったものはもちろん、ドリーで撮ったものも合成できる。航空写真はまさにドリー。200aなんて数年前のデジカメなので、いまはもっと進化したソフトがあるかもしれない。

まず、タイル状に隣り合った写真をダウンロード。多少ずれていても構わない。今回はこの六つ。

Aeroarea

ダウンロードした画像の余分な部分を切り抜く。PhotoStitchは合成する画像のサイズが全部同じじゃないとだめなので、Photoshopで選択範囲を1700x1700ピクセル固定にして切り抜いた。こんな感じ。
Cropped-1

それをPhotoStitchに読み込み、画像の配置を「タイル」にして、ドラッグして正しい位置関係に並べ換える。カメラの焦点距離はとりあえず105mmにして試してみる。
Phtostitch

合成画面で開始ボタンを押すとあれよあれよと言う間に合成、バラバラだったコントラストまで揃えてくれる。
Photostitch2

保存して出来上がり。
(↓2881x2728ピクセル、約3.6MB)
Stitched

かなりコントラストが異なる写真をむりやりつなげているので、ちょっと変なところもあるけど、こりゃ簡単。やばい。ハマりそう。

追記:
http://www.esrij.com/support/erdas/document/kensho_ob2/kensho_ob2.html
によると、もうちょっと長いレンズで撮影されたみたいだが、合成の設定を変えても大した差は見られなかった。

追記(2005-01-25):
何百万円も出さなくてもGRASSを使えばオルソ化出来そうだが、なんとも壁は高そう。日本語版もあるが、とりあえず本家から最新版をダウンロード中。

追記(2005-01-26):
・GRASSの大変素晴らしい入門ページを発見。
http://www.sci.osaka-cu.ac.jp/~masumoto/vuniv2000/
数値地図をインポートする実習まであります。でもコースの最後の方。めげそう…
・撮影コース名と地点名がわかれば
http://mapbrowse.gsi.go.jp/airphoto/photos/fullimage/USA10kKT/M***/P****.jpg
で直に写真ファイルを取れるので、コース図を一覧できるようにしてみた。
$ curl -LO "http://mapbrowse.gsi.go.jp/airphoto/hyouteizu/5339/hyouteizu_5339[2-5][4-7]_USA10kKT.png"
でまとめて落としたコース図を
$ montage -tile 4x4 -geometry 1150x925 hyouteizu_53395*_USA10kKT.png hyouteizu_53394*_USA10kKT.png hyouteizu_53393*_USA10kKT.png hyouteizu_53392*_USA10kKT.png tokyo.png
で一枚につなげる。こんなにいっぱいあるんですがどうしましょう。
(4600x3700pixel, 2.6MB)
Air Tokyo

2005年01月22日

昔の空中写真

空中写真索引図 - 溝口
見始めたら絶対止まらなくなるしそうなったらキリがないのでちょっと腰が引けていたのだが、石川さんの身辺メモ: Helianthus tuberosus経由でとうとう見てしまった。

田畑の中に屋敷林(なのだろうか?)が点在するってのは、それだけでなんかもう美しい。道なんかほとんどがケモノ道のような軌跡。うわあ。

最近都市部以外でもこういう風景というか地形というかランドスケープというか、とにかくそういうものが見られなくなって来ているのは、農業が機械化されたこととかいろいろ関係あるのですか?
誰か詳しい人教えてください。
でも佐渡にはこういう感じがかなり残っていたな。

また地図ナイトやりましょう。

2005-01-26
続きはこちら

2005年01月19日

石畳

SA310031.jpg

2005年01月18日

スパム大掃除

これまでの対策
http://minken.net/mt/archives/000406.html
http://minken.net/mt/archives/000401.html
が奏効して、スパムが付くことはほとんどなくなった。
が、スパマーのアクセス自体は一向に減らない。

httpd.confをいじって、変なリファラを送ってくるやつには403を返すようにしたが、それでも減らない。Movable Typeにはリファラを自動表示する仕組みはない上、403まで返されて、もう全くなんの役にもたたないにも関わらず延々アクセスをくり返している。となると403とはいえサーバはなにがしかのレスポンスをご丁寧にも返しているわけで、そのセッションが無駄。送っているのは大したデータ量じゃないけど無駄。httpdのログも無駄。

スパムに含まれる無数のリファラをDNSで引いてみると、AレコードのIPアドレスはほとんど同じ。アクセス元はバラバラだが、全部集めてみるとこれも結構かぶっている。なので、
・リファラをDNSで引いてIPが特定のものになるアクセスをログから拾う(スパムと判定)
→アクセス元ごとのスパム回数をカウント
→4回以上来たものをipfwでまとめてdeny(なんとかの顔も3度まで)
という掃除スクリプトを書いて一気に弾いた。オープンな匿名プロキシ経由とおもわれるが、そんなプロキシ経由のアクセスは問答無用で弾いてよろしい。

というわけで、もしスパマーと同じ匿名プロキシ経由の方がいたなら、さようなら。いないだろうけど。

動的にipfw add denyすることも可能だが、ちょっと怖いので、これは今後の課題とする。以上、今日のお掃除は終わり。

追記 2005-01-20:
結果的に、denyしているものはやっぱりほとんどがオープンプロキシ。proxy xxx.xxx.xxx.xxx(←IPアドレス)というキーワードでGoogleすると、ほとんどのアドレスについてオープンプロキシのリストを公開しているページにヒットする。
日本国内と思われるものは3〜4個しかないが、全部LogoVistaの翻訳プロキシ。設定を間違えているのか、意図的にオープンにしているのか。トホホ。

2005年01月07日

残念

「みんなで築こう、リサイクル型社会!」っていうじゃなーい。

でもアンタ、みんなで使えないものになってますからー!
残念!

Bakadesuka

自動車リサイクルシステム|トップページ
「リサイクル料金等照会」をクリック。
Windows上でIE以外でアクセスしたらどうなるのかも試していきたい所存です。

「リサイクル料金等照会」をクリックして真っ先にユーザの目に触れるのが「資金管理法人システム」ってタイトルなのも謎。恐らく内々で使っている固有名詞をタイトルにしたんだろう。ユーザビリティーとか考えてもいないんじゃない?

ダメなディベロッパに出来の悪いシステムを作らせて無駄金をつぎ込むのは、いいかげん、やめてもらないだろうか。全てのツケを業界の利益を減らして吸収するならまだいいけどさ。そうじゃないんでしょ、リサイクル法の発想って。

追記:試すまでもなく、ソースを見たら「ブラウザはIE5.01以上をご使用ください」とのことです。
JavaScriptをこう変更したらどうか。

alert("あなたは自動車リサイクル法の適用範囲外です");

2005年01月06日

被検索

ランドスケープサーチエンジンという名のULSEに来る人は、実際どういうサーチを経て来ているのかということで、WebサーバのログのRefererのうち、検索エンジンと思われるものを拾い出し、デコードして検索語を引き出すものを作ってみた。
Urban landscape search engine: Search words

これを見ると、いかに人々が実空間の情報を求めているのかが分かる。
ULSEがそのニーズにきちんと応えているとは言えないが、応えうる情報がネット上にあまりにも少ないが故にULSEが検索の上位に来ている、という可能性は充分にある。

こんなところにも、実空間と情報空間の乖離、及びそれを結びつける回路の需要が見て取れるのだった。

ちなみに、今書いているこのblogのログも同じようにパースしてみると、
http://minken.net/cgi-bin/parse.pl

全然違うニーズが浮かび上がってくるのだった。

http://video.search.yahoo.co.jp/bin/search?p=%b6%db%c7%fb
これはどうなの?(cam.mpgのほうのことです)
プレビュー画像を見ると、これから始まる緊縛の様子を盗撮しているようにしか見えない。ある意味正しいわけですが。

って書くと、このエントリーにも、また緊縛を求める人々が辿り着いてしまうのだろうなぁ。すみません。緊縛緊縛。

2005年01月05日

防犯カメラ

CET04で仕掛けたWebカメラを見た知人から、防犯カメラを設置して欲しいと頼まれた。

防犯とはまた穏やかじゃないなーと思いながら、ある程度しっかりしたカメラを選ぶ必要があると判断し、カメラ専門店に行って日本語は怪しいが商品知識豊富な店員にいろいろ聞いて機種を決めた。

それにしても、あるカメラについて、どの程度の暗さまで映るかと聞いたら店内の照明を全部消しちゃったのには驚いた。怪しいビル内の、壁面がカメラで埋め尽くされた真っ暗な店内で、片言の店員と細かいスペックのやり取り。画面で操作を試したうちの一つ、どこかの町が映っているものは、「あ、そのカメラの向きは変えないでね、このあいだ設置した客先のだから」。…怪しい。

カメラ自体は、実売で5万円程度のもの。単体でネットワークに接続でき、低照度に強く、パン/チルト機構付(今回は使わないけど…)と考えると、ビジネス向けラインナップの商品としてはかなり安い。ただし、自身がWebサーバとなって動画/静止画を送りだすこと、設定時間ごとに画像をftpで別マシンへ送りこむことなどはできるが、撮影した映像を管理するアプリケーションは別売で、これがずいぶん高い。事実上PCも一台占有される。
今回は静止画しか使用しないが、撮影頻度や保存期間から計算するとデータ総量はかなりのものになるので、いずれにせよ専用のストレージは必須になる。そこでPC+管理アプリケーションではなく、ストレージを最近流行りの、実は中身はLinux boxというNASにして、それ自体に簡単なファイル管理機能を仕込むことにした。

このNAS、LANDISKがなかなかの優れもの。コンシューマー向けで安価だが、動かしっぱなしが当たり前の製品なので、信頼性も自作機+Linuxなんかよりはよっぽど高そうだ。背面のスイッチ一つで起動/シャットダウンができ、それ以外に直接の人間向けインターフェイスがない上、筐体が小さくてファンレスで置き場所の自由度が高い。間にコネクタが挟まったり変にゴロゴロしたりするACアダプタもなく、ACケーブルは本体から直に生えている。誰かが触っちゃうとかケーブルが抜けちゃうなんていう設置後の不慮の事故の可能性がグッと下がる。

いじり倒している先達の成果も数多く流通している。CPUがSHということもあるのか、ずいぶんマニアックでレベルの高そうなコミュニティも活動している。

しかしOS X以外の/etc以下をいじるのは久しぶりなので、慣れるまで延べ丸一日くらいかかってしまった。
sshdも入れて、さてFTPの設定でもするかと思ったら、標準のWebインターフェイスから設定しても全然つながらない。ここでハマる。結局、sshdのインストーラが入れるhosts.allowが
ALL: LOCAL, 10.0.0.0/8, 172.16.0.0/12, 192.168.0.0/16
となっていたのを
ALL: LOCAL, 10.0.0.0/255.0.0.0, 172.16.0.0/255.240.0.0, 192.168.0.0/255.255.0.0
に変更して解決。sshdを入れないことには/etc以下を見ることすら出来ないわけで、このhosts.allowが元々あったものかsshdのインストーラが入れたものなのかがわからず、切り分けが遅れてしまった。

sshdのインストーラのような、筐体を開けなくても中身をいじれるようになるツールは素晴らしいが、ある程度以上いじるならやはり事前にドライブを取り出して、別マシンでext2をマウントしてddか何かでイメージを取っておくくらいのことはやっておかないと、いざというとき苦労することになる。
はー、くたびれたー。

設置するのは百人規模の人が出入りするオフィスで、現状成り行きで構築されているLAN環境は非常に怪しいことになっている。IPアドレスの重複なんて日常茶飯事っぽく、ヤバ過ぎるので、ネットワークの起動スクリプトに
ip addr add (略)
を加えて、PCからNASへのアクセス以外は、通常のネットワークのアドレスとは違う範囲で運用することにする。こんなコンパクトな箱でIP Aliasもすんなり出来ることにシミジミ。

現在は手元で、cronがしっかり回るかどうか確認中。LANDISK、自分でも一台欲しくなってきた。使いみちないけど。

追記:
LANDISKは静音が売り。しばらくアクセスしないとハードディスクも止まる。勝手に電源も落ちて、Wake On Lanなんていう真似もできる。/varや/tmpがRAMディスクへのシンボリックリンクになっているので、ログ吐きなどの間欠的なアクセスのためにディスクが回りっぱなし、というようなことがない。買ってきてそのまま使う分にはなかなか良く考えられた仕上がり。

というか、ほとんどログも吐かないようにしてあるみたいで、/var/logなんかは常に空っぽ。なので変にいじってうまく行かなくなると原因が追求できずハマる。
このRAMディスクは非常に小さいので、ちょっと重いものをパイプでつないだりすると、/tmpを食い潰してしまう。これを避けるため、どうせ今回はディスク回しっぱなしだし、と起動シーケンスの中でhda3の準備が出来るタイミングを確かめもせずうっかり ln -s tmp /mnt/hda3/tmp などとやったらものの見事に立ち上がらなくなった。こうなると缶切りは缶の中。幸いMac OS X Ext2 Filesystemというありがたいものがあるので、ドライブを取り出して外付けFireWireケースの中身と入れ替えてOS Xにマウントし、無事復旧。