2005年08月18日
2005年08月17日
河原にできた中世の町
近所の本屋で、歴史のコーナーをなんとなく眺めていたら、一番上の段の一番端にこの絵本が、本当に埃をかぶって置いてあった。最近の回転が早いばかりの本屋ではめったに見られない古びた本。まるで古本。歴史書のコーナーに絵本があるということ、それがずいぶん長い間しぶとく置かれているということが、なんとなく気になり、開いてみた。
そして衝撃。
まず目に飛び込んでくる絵がすごい。適当な感嘆の言葉としての「すごい」じゃなくて、本当に「凄い」。凄みがある。絵本なのにまるで絵巻物。一気に時空を超えてどこかへ連れて行かれてしまうような、そんな絵。<鎌倉時代の道>というページなんて、もう、「道」の本質を描いてしまったような、自分がその道を一人歩いて旅しているような、そんなトリップ感。
さらに文章がまたとんでもない。
荒涼たる原野,そのまっただなかを通る道も,やはりあの世とこの世の境でした。そこを旅する人はおのずと境に生きる人になりました。
うわー!
要は中世日本に都市が成立する過程を描いた歴史絵本なんだけれども、その描き方が尋常じゃない。なんだこれー!と即買い。レジに行く途中、作者を見ると、網野善彦文 司修絵とあって、ちょっと納得したような気分になったけど、こんな絵本シリーズが出ていたんだなあ。他の巻はどんな本なのだろう。
と思ったら、
http://www.iwanami.co.jp/.BOOKS/11/2/110644=.html
シリーズ中この巻だけが品切重版未定。もったいない…
っていうか見つけてよかった…
2005年08月05日
iTMS
改めてちゃんと見てみると、すげえなあ。
iTunesでブラウズしながら「曲のURL」をコピーできるのがなにげないようですごい。こんなふうに。
http://phobos.apple.com/WebObjects/MZStore.woa/wa/viewAlbum?playlistId=14198488&selectedItemId=14198520
いつかは輸入盤というか世界中の音を買えるようになるのだろうか。なってほしいなあ。
これも日本では今のところ買えないんだよなあ。