2003年08月20日

small talk

イベントやります。

small talk vol.01 @ foo

theme 『reinhabitation』
再定住……今ここに住むという感覚

presenter 駒沢敏器(作家・翻訳家)
guest 小林紀晴(フォトグラファー)

2003年8月23日(土) OPEN:18:00/START:18:30/CLOSE:21:30

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TV、インターネット等、日々大量の情報が発信され、通り過ぎていきます。
small talkでは、発信元と、受け取る側の距離が物理的にもとても短かい、伝え
たいことを、知りたい人に、情報をダイレクトに受け渡せるような場を提供しま
す。

肌と肌が触れることのできる距離で語らい、情報を共有する。それが後のアクテ
ィビティーに繋がるような、ささやかな出会いの場を創出できればよいなあ、と
思っています。

第一回目は駒沢敏器さんです。山里勝己氏への取材の内容を通して、「再定住」
をテーマにお話ししていただきます。

2年前に博多で始まったこの小さなイベント、これから定期的にfooで行います。
興味のあるテーマの会には、ぜひご参加ください。/foo 相澤久美


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   small talk vol.01 @ foo

theme  『reinhabitation』
再定住……今ここに住むという感覚

presenter 駒沢敏器(作家・翻訳家)
guest    小林紀晴(フォトグラファー)

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「そこに自分の場所を見つけないと、心理的にはそこにはいない」
……ゲイリー・スナイダー

時代のなかを移動し、そして様ざまな文化的放浪を経たいま、もはや僕たちは彷
徨うことをやめ、いまここを自分の場所として獲得しなおす必要があるかもしれ
ません。あるいはそのような「場所の感覚」を少しでも意識することが、現在の
迷走にささやかな指標をもたらすことになるかもしれない。
 
そんな感覚を持つことを「再定住」(reinhabitation)と言います。本来は白人
が新大陸に移住・定住する際に用いられた言葉ですが、いまでは北カリフォルニ
アを中心に、自分の根を自ら意識的に置くエコロジカルな思想として広く提唱さ
れています。

再定住の考え方はいま、日本でもささやかに始まっているところです。エコロジ
ーのみにとどまらず、根も底も失ってしまった日本に「住みなおす」には、どう
したらいいのか。その実践者として、スナイダーの弟子である琉大教授・山里勝
己氏に取材し、その談話を通しながら「沖縄という再定住の場」について語りま
す。

沖縄は日本の縮図です。米軍基地・文化的植民地・失業・経済破綻など日本がい
ま抱えもつ様ざまな問題が、沖縄という小さな島ひとつに凝縮されています。そ
の沖縄をいちどは心から憎み、戻ることを拒否して脱出し、そしてまた意識しな
おして戻ってくるとは、どういうことなのでしょう。ハイブリッドな文化はそれ
を新たなルーツとして、定住のための根拠となりえるのでしょうか。それを始め
た沖縄はいま、むしろ本土に対して今後の生き方を逆照射しているようにも映り
ます。
「愛と憎しみ」……もしかしたらこれが、再定住のキーワードかもしれません。
自分の場所をいちどは憎み、絶望し、そして尽きせぬ愛によってふたたび選び取
ること。逃げるのではなく、もういちど留まること。この矛盾はいかにして超え
られるのでしょうか。

後半では「アジアン・ジャパニーズ」などの著書で知られる写真家・小林紀晴氏
をゲストに迎え、日本からアジアを放浪し、そしてニューヨークを経て東京に戻
ってきた彼の再定住の意識について尋ねます。自分の場所に戻って発信するこ
と、これこそが、コスモポリタンな姿勢なのかもしれません。

……駒沢敏器


<再定住>
→移動から「自分の場所」へ戻り、場所の感覚をもってそこに意識的に住むこ
と。人間が場所を喪失したルーツレスな状況を呈する現代文明に対する批判とも
なっている。ゲイリー・スナイダーらが提唱。

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〈PROGRAM〉
presenter    駒沢敏器(作家・翻訳家)
guest      小林紀晴(フォトグラファー)

□第一部 「いま、ここにすむという場所の感覚」
□第二部 「沖縄の再定住」
□第三部 「一般住宅・民家に見る『混血の歴史』」
□第四部 「再定住」〜写真家・小林紀晴氏を交えて

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■日時:2003年8月23日(土) OPEN:18:00/START:18:30/CLOSE:21:30
 ★プログラム終了後、お二人を交えての懇親会を開きます。
■料金:¥3,000
 *1 drik free+light food
■定員:30名(予約制)
■会場/foo 東京都港区東麻布2-28-6
(最寄り駅 南北線・大江戸線「麻布十番駅」、大江戸線「赤羽橋駅」)
http://www.lifeandshelter.org/where.html
■主催:foo

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<お申し込み・お問い合わせ>
■申込締切/2003年8月23日
下記の項目を明記の上、件名を「foo0823」としてご応募ください。
□お名前(参加者全員) □よみがな □ご住所 □ご連絡先

■送付先/mail:foo@lifeandshelter.org   fax:03-3560-2047

■担当/foo 石田貴子

会場が狭いため、完全予約制とさせていただいております。
大変申し訳ございませんが、定員になり次第、募集を締め切らせていただきま
す。

お申し込みいただいた後、こちらから受領のご連絡をメールもしくはファックス
にてお送りいたします。

2003年08月14日

Urban Landscape Search Engine

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ulse3.jpg

ここしばらく、このワークショップのグループの一つと作業していた。作っていたのはこれ

展示パネルのテキストより

Urban Landscape Search Engine
都市の認識を検索する

都市の認識(=ランドスケープ)を形成するツールとしての検索エンジンをデザインする

ランドスケープデザインとは何か?という問いに対する回答の一つとして、ランドスケープ
とは都市の見え方をデザインする手段であるということが言えるのではないだろうか。
ランドスケープデザインのキーワードの一つである「風景」とは、人間が物理的な空間をどう認識するかということであり、ランドスケープデザイナーは、その認識の発端となる物理的な空間をどのようにコントロールするかに活動の力点を置いてきた。

しかし、都市の認識は物理的な空間の存在だけでは成立しない。空間とそれを認識する人間の視点がセットになって初めて成立するのである。

本グループはランドスケープデザインの可能性の一つとしてこの「認識」に着目し、物理的な空間をそのままに認識だけをデザインするツールとして、都市の検索エンジンを提案する。

この検索エンジンは、都市生活者からのアクティビティの情報をデータベースに蓄積したものをユーザが検索することで、都市の認識が形成されるシステムである。

本システムでは、GPS機能を持つカメラ付き携帯電話を持つユーザが、都市生活者として都市を回遊する中で撮影した位置情報付きの画像とそれに対するコメントが、アクティビティの記録としてデータベースに蓄積される。蓄積されたデータはキーワードや時間等で検索することができ、検索結果に応じた地図のアウトプットが逐次描画される。

本システムによって、アクティビティの記録とそれらをフィルタリングする検索という行為が
交差するところに新しい都市の認識が形成されていくだろう。

(岩嵜博論 浜崎一伸 元永二朗 山根高志 吉澤眞太郎)

2003年08月11日

野外映画

030810_1933~01.jpg
場所 (海抜65m)
結構満員。

ちょっといいかも。夕涼みの人達。

みんな一心に見ている。

[地図]

2003年08月04日

ドキュメントトーカ

製品情報 DTalker for Mac OS X

以前、OS X版がないので、仕方なくClassic版を直接開発元から送ってもらって買ったことがある。そのときは、ずいぶん前に見かけたのと同じバージョンのものがCD-Rに入って届き、開発が止まっている雰囲気。

で、特に進展もなく、もうMac版の開発は終わってしまったのかと思っていたが、先程突然お知らせのメールが来た!。

買うヨ。買いますヨ。今のところ特に使いみちはないが。

リアルタイム・タイム・スライス

欽ちゃん&香取慎吾の全日本仮装大賞

ピンポン。すごい。いわゆるタイム・スライスをリアルタイムで実行している。つまり視点が動く間も動きが止まらない映像。ずいぶん話題になったみたいだけど、知らなかった。放映を見たかった。