2004年08月31日
動画や音声でもmoblog
040831_2328~01.3gp
040831_2335~01.wav
moblogゲートウェイを以下のように改造。
・3gppムービーにもサムネールが付くようにした。
・qcpをwavに変換するようにした。
W21SAに機種変更していろいろ試したくなったので瞬発的に改造。
静止画だけじゃないmoblog。
イヤホンマイク端子につないで使える、広範囲の音を拾えるマイクを探したい。
でも15秒だけ、音質もcdmaOneですが。(追記:W21SAはイヤホンマイク経由で録音の音声入力ができないことが判明。がーん。)
サムネール生成は、3gppも映像トラックはamcと同じm4vなので、ffmpegでの処理自体は何も変更しなくて良い。なので添付ファイル拡張子の判定をちょこっといじっただけ。
qcpファイルを、もっと一般的な音声ファイルに変換するのは、以前からやりたかったのだが、OS Xで動くコンバータがなかったので放置していた。QuickTimeが音声トラックのqcelp形式を扱えるはずなのだが、qcp単体のファイルはダメ。qualcommもOS9用のコンバータしか出しておらず、待ってても出てきそうにないので、仕方なく、別マシンのWindowsに送り込んで変換させたものを取ってくるという大げさな方法で実現。あまりにも美しくない処理方法なので、おそらく元バージョンのバージョンアップには反映しないと思います。
2004年08月26日
地形散歩
ワタリウム美術館の展覧会関連企画、エンプティ都市散歩学で東京の地形を散歩するガイドをした。現実に足元にあるのにあまり気にしていない地形、地形に残された歴史の痕跡、有り得た未来の風景、などを想像しながら歩く。1. 永田町 - 谷町、2. 白金台、3. 広尾 - 麻布、の三つをまわるコース。参加者には、地形をメインに作成したいくつかの地図を配った。
地図中の赤い線が散歩コース。
2004年8月22日 13:00〜
ワタリウム美術館集合
1.永田町 - 谷町
地下鉄銀座線外苑前駅 → 青山一丁目駅(乗換)半蔵門線 → 永田町駅下車(出口6) → 散歩
東京の典型的な地形の一つ、武蔵野台地の端と侵食谷、谷底の低地をたどるコース。出発前に左の地図、現地(首相官邸下の溜池跡地)で右側の地図を配った。
右側は明治期に測量された五千分一東京図測量原図を貼り合せたものにコースを乗せたもの。三角測量をもとにしているため、スケールの調節のみでかなり正確に現在の地図に重ねることができる。ついこの間まで江戸時代だった頃の正確な測量図というのは、非常に興味深い。大名の屋敷をそのまま転用したと思われる施設などもたくさんある。
2. 白金台
地下鉄南北線六本木一丁目駅 → 白金台駅下車(出口1) → 散歩
まだ武蔵野の森が拡がるばかりだった時代の名残をとどめる貴重な場所、白金の自然教育園を歩く。台地に侵食谷がどうやって作られ、それがどういう風景を形成するかを実地体験。
3. 広尾 - 麻布
山手線目黒駅 → 恵比寿駅(乗換)地下鉄日比谷線 → 広尾駅下車(出口1) → 散歩
今日のおさらい散歩。山の手と下町が入り組む地域を歩く。最後は、そんな地形の上に数十万の人が渦巻く、麻布十番納涼祭りで解散。
30人もの参加者数のため、散歩っぽく雑談しながら歩くと聞こえない人が多く出てしまう。そこで要所要所で立ち止まってヘッドセットと拡声器を使って話す。かなり恥ずかしいが、仕方ない。歩きながら雑談をリアルタイムに多人数で共有する方法はないものか。
電車の移動を除いた総歩行距離は約7.5km。坂道もあるし、そこそこハードな行程だったが、さほど暑くない日だったのが幸いだった。
最後におみやげ代わりに配った地図(部分)。地形の上に現実の街の地図(数値地図25000(地図画像))を重ねたもの。
これは配らなかったが、地名などの文字だけ重ねるのも面白い。数値地図25000のTIFFデータは、カラーパレットをいじることでこのようにレイヤー状に情報を抜き出すことができる。
等高線の間隔は白金のみ1mで、あとは全て2m間隔。地形図は数値地図5mメッシュ(標高)のデータを整形後、GMTで描画した。カシミール3Dでもある程度同じようなことが、しかもはるかに簡単に可能だが、等高線がガタガタになってしまったり、段彩色を細かくコントロールしにくかったりと、やや不満があったためGMTを使用した。