2007年12月19日

銀鏡神楽


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Originally uploaded by motonaga.jiro
先週の木曜から日曜まで、宮崎に行ってきました。目的は金〜土の夜を徹して行われる銀鏡神楽。いやすごかった。 とにかく、ああいう時間と空間が毎年あの場所には出現していると。 なんというか、まるごと全部。つまりコスモス。 ちょっと写真には写らないなー。あれはもう、体験するしかないですよ。

あのすごさの本質を書くことはとてもできないけど、とりあえず書けることを。
印象的だったのは、神楽そのものを地元の人がなによりもまず自分たちのためにやっていて、妙に観光化されていたりしないし、儀式のための儀式のような、行き過ぎた厳格化もないということ。ほどよく緊張し、ほどよくリラックスしている。その絶妙なユルさの中にこそ、継続する文化の強さが垣間見えた気がします。素人目にも、全体としては相当にレベルが高い踊りに見えますが、中にはちょっとだけずっこけるところがないわけではない。でもそれが本当の姿な訳ですよ。おそらく数百年のあいだ、ちょっとずっこけ続けている。その圧倒的な時間の存在感。

いまだ銀鏡の衝撃さめやらず、とりとめもありませんが、今後野外の夜神楽に行こうという人のために、以下メモ。
とにかく、寒いです。当たり前ですが、寒い。半端なく。身体を動かさずじっと見物しているのでなおさら。
雪山のトレッキング、スキースノボの服装に、さらに下半身はダウンの寝袋があるとちょうどいいくらいです。腰あたりに貼る大きめの使い捨てカイロも効果絶大。

Posted by jiro at 2007年12月19日 00:48 | トラックバック (0)
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