2005年01月22日

昔の空中写真

空中写真索引図 - 溝口
見始めたら絶対止まらなくなるしそうなったらキリがないのでちょっと腰が引けていたのだが、石川さんの身辺メモ: Helianthus tuberosus経由でとうとう見てしまった。

田畑の中に屋敷林(なのだろうか?)が点在するってのは、それだけでなんかもう美しい。道なんかほとんどがケモノ道のような軌跡。うわあ。

最近都市部以外でもこういう風景というか地形というかランドスケープというか、とにかくそういうものが見られなくなって来ているのは、農業が機械化されたこととかいろいろ関係あるのですか?
誰か詳しい人教えてください。
でも佐渡にはこういう感じがかなり残っていたな。

また地図ナイトやりましょう。

2005-01-26
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Posted by jiro at 2005年01月22日 07:46 | トラックバック (2)
コメント

やっぱり止まらなくなってまだ見ている。

「田畑の中に屋敷林(なのだろうか?)が点在する」のリンク先の写真の中で、点々ではなくて細長く伸びている林は、屋敷林ではなくていわゆるハケ周辺の林。ひときわこんもりとしているのは深大寺のあたり。
1992年の同じあたりはこう。
http://mapbrowse.gsi.go.jp/cgi-bin/airphoto/photo.cgi?index=533934&group=CKT9202X&course=C6&num=16&size=normal

高架の中央高速がハケのあたりで切り通しになって台地にめりこんでいくのがよくわかる。

こうしてみると、ケモノ道のような道も結構残っていることがわかる。でも、T字だったり突き当たりだったりした線の末端が、突き抜けて他の線と繋げられたりした結果、ゲシュタルトとしては全然違うものになっている。

Posted by: もとなが at 2005年01月22日 14:39

ゲシュタルト云々は写真ではなくて「地図」から読み取るべきだな。
写真を見て素直に思うのは、地上の架構物の激増。もうこれ以外にない。

しかし昔の写真を見ても人間の手が入っていないところは皆無。昔といまの違いは、自然→人工ではなくて、あくまで人工物の質の変化。田んぼが建築物になり、あぜ道がアスファルトになる。写真で見るとそれがあらためてよくわかります。
でも細部に宿る自然の減少はやっぱり見逃せないな。航空写真だけではよく分からないけど。

Posted by: もとなが at 2005年01月22日 15:58

ハマってほしいヒトがちゃんとハマって嬉しいなあ。
裏山のケモノ道とか、農地の中の細い道路って、村や入会地の境界だから、けっこういまでも残ってるんですよね。むしろ、河川とかが大きく形を変えていたり。

Posted by: 石川初 at 2005年01月23日 15:13

じつは、そのGHQ航空写真ですが、以前、ダウンロードして、無理にオルソ化してカシミールに読み込んで、「1940年代の甲州街道の鳥瞰写真」とかを作って悦に入ってました。ひとりで(悦びを共有するヒトが周囲にいなかったので)。

Posted by: 石川初 at 2005年01月23日 21:28

眺めるだけじゃなくて、手を加えるのはいいですね。ぼくも何かやってみようっと。

Posted by: もとなが at 2005年01月24日 12:26

では成果は地図Night-2で。
やろうぜえええええええ!

Posted by: 石川初 at 2005年01月25日 10:33

また巨匠二人ですごいことしてますなー。
航空写真の存在は知ってました。とりあえずプリントアウトして壁に貼って楽しもうかと思ってたところでした。
が、石川さんの根性オルソにはヤラれましたね。たしかに地表は変われど地形はそんなには変わらないわけで、これはまたビッグなネタです。
地図Night-2を真剣に企画しましょう。今日も会社で話してたら、後輩が父が地図マニアだと告白してました。三陸海岸の津波あとを追ってるらしい(笑)
こうなるともうなんの会だか、という感じですが。今回は仙台の先生もお呼びするといいですかね。

Posted by: hri at 2005年01月25日 23:13

呼ぼう呼ぼう>仙台の先生。

Posted by: 石川初 at 2005年01月26日 18:43
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