2003年10月15日

大量発生

大量のヤスデの幼虫、列車とめる 兵庫のJR播但線

いわゆるキシャヤスデ

数年前の秋、車山から美ケ原まで歩いたとき、3日間このヤスデの大群と過ごした。山の上、水場、テント場、いろんなところで見渡す限りの地表面に遍在し、蠢いていた。湿原や谷を流れる小川も、水死体が累々と、というよりヤスデが川そのものになって流れていた。

が、不思議と気持ち悪くない。普段「気持ち悪いもの」にはそれほど耐性がないのだが、ここまで来るともう一つの「環境」になっていて、すぐに慣れてしまう。

気持ち悪さを感じなくなる上に、人間に害がないこともすぐにわかるので、そうなるともうなんにも感じない。

「生理的にダメ」などとよく言うが、それはウソ。実はこういう気持ち悪さは生理でもなんでもなく、単なる経験不足や間違った想像力の産物でしかないのであった。

Posted by jiro at 2003年10月15日 03:26 | トラックバック (0)
コメント
コメントする









名前、アドレスを登録しますか?