2006年02月12日

SketchUp

Google EarthのKML/KMZを作れる3Dアプリケーションはいくつか出てきているみたいだけど、SketchUpは結構いい。SketchUp上でオブジェクトをグループ化していると、書き出されたKMLでもFolderやPlaceMarkとしてちゃんとElementが一つにまとめられる。これができないと、建物ごとに表示をON/OFFできない。

マクロはrubyで書く。これも結構いい。
でも、オブジェクト指向だからいろいろ「オブジェクト」を組み立てる3Dソフトには向いてるんじゃないかとなんとなく思いながらさわってみたけど、それはそう簡単な話でもなかった。
プログラミング言語とデザイン手法の齟齬というか、かなり本質的な部分で発想を切り替えないと使いづらい。

端的な例では、オブジェクトの複製。SketchUpのrubyフォーラムを見てると「なんで図形をコピーするなんて超基本的な操作が簡単に出来ないんだよちくしょーバカヤロー(意訳)」って投稿が時々あるけど、そういう「すべてを決定する神同然の俺様が問答無用にむんずとオブジェクトをつかんで好き勝手に動かしたい」というような発想で使おうとするとものすごくフラストレーションがたまる。要するに何かする時はオブジェクトのメソッドを呼んでやらないといけないんだけど、まあ普通建築家やデザイナーは、現場はともかく、紙(画面)に対しては「全能神」として振る舞う訓練しかしてないので、オブジェクトの振る舞いはオブジェクト自身が持っている、なんて発想を強制するのは厳しいよなあ。

もちろんSketchUpでも普通に操作するときはマウスで好き勝手に図形を動かせる。マクロのrubyではそうはいかない、から脳が捩れる、ということです。

Posted by jiro at 2006年02月12日 02:32 | トラックバック (0)
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