2004年01月17日
オンデマンドNHK
ITmediaニュース:NHKがインターネットによる番組配信サービスなどの概要を明らかに
おお!ついに!
いつになったらやってくれるのかと思っていた。
なんか特別な機械が必要みたいだが、使えないダメダメサービスにならないことを祈りたい。
売れ筋のものばかりでなく、資料価値の高い番組もきちんと配信して欲しいな。新日本紀行とか、日本 映像の20世紀とか。ソフトとして売っているものはダメなのかなー。でも高いんだよなー。NHKのこの手のものはもうほとんど公的なまでに価値のある資料だ(断言)から税金使ってでも安く提供してほしい。競争を阻害することになるかもしれないけど、民放はロクな番組作ってないし、岩波映画ももうないし。
追記 2004.01.19
NHK、2004年度中にもネットを利用した番組データ配信を開始
を見ると、ダメダメではないけど、ショボショボな感じにトーンダウン。
映像はあくまで地上波デジタルで「放送」し、同時にメタデータを送るだけ。それを溜め込んでおけばあとから検索できますよ、と。オンデマンドで持ってこられないの?
しかし、ソースであるところのNHK INFORMATION「平成16〜18年度 NHKビジョン」を読むと
またサーバー型放送受信機では、インターネットでも情報や番組、さらにメタ データを受信することができます。再放送希望の多い番組や、NHKアーカイブスに 保存された過去の名作を、求めに応じてインターネットで提供することも技術的 には可能であり、今後、サービスのあり方について検討を進めます。
って書いてあるよ!。ぜひ実現の方向で検討を進めておくれ。 Posted by jiro at 2004年01月17日 00:22 | トラックバック (0)
岡本薫[2003]『著作権の考え方』(岩波新書)に、以下のようなことが書いてありました。
・・放送番組や映画・ビデオなど、「音楽」「実演」「美術品」「写真」などの「部品」を含むコンテンツをつくるときは、そうした「部品」について、後々の利用がしやすくなるような契約を当初からしておかないと、極めて使いにくくなる。二次利用の促進という観点から見る限り、そうした契約について最も不備が多いのが日本の放送番組であり、このために、NHKのアーカイブスには(国民の受信料でつくった)数十万本のビデオがあるのに、二次利用ができるのはわずかに数千本――などという状況になっている。これは、国際ルールに則っている著作権法の問題ではなく、すべて「制作時点での契約の不備」のせいなのである。
Posted by: いりえ at 2004年01月19日 20:38本江さんのページに書き込むつもりで書いていました。
自己紹介が遅れましたが、中西さん、本江さんからお聞きになっているかもしれません。
アーバンランドスケープはすばらしいシステムだと思っています。
いつか、どこかでお目にかかれるときが来るのを楽しみにいたしております。
Posted by: いりえ at 2004年01月19日 20:42はじめまして。もとえさんのところでお見かけしておりました。
特に昔の映像なんかに関しては、当時の日本の著作権に対する一般的な意識の問題もあり、厳密な契約をするなんてことは考えもしなかった、という記事を読んだことがあります。またそもそも映像というものをそんなにずっと保存するとは思っていなかったということも大きいようです。時代によっては、テープが高価だから上書き、なんてこともあったでしょうし。
DVD化されていたりNHKアーカイブスで公開されているものは、そのあたりが一応クリアされているはずなので、それだけでも是非オンデマンドで見られるようになって欲しいものです。
Posted by: もとなが at 2004年01月19日 22:30