2003年09月29日
exhibition & small talk
仕事場で展覧会とトークイベントやります。
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foo exhibition vol.1 /写真展
title: 女流写真家ミーヨン写真展 / 『中年ビューティー』
small talk 03 /トークライブ
guest: 小崎哲哉×マルガリータ/芹沢高志×ミーヨン/熊倉敬聡×福のり子
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(c) Mi-Yeon
theme:『中年ビューティー』
人間とは常に人間になりつつある存在だ、と教えられる。
子どもとおとなの区別がどこにあるのか
子どもは生まれ出たそのときから小さなおとな
おとなは一生大きな子ども
と、谷川俊太郎さんが「成人の日に」という詩に書いたけれど、40歳になった
わたしはいま、谷川さんのことばが心にしみる。ひとはいくつになったら大人と
言えるのだろうか。中年ともなると立派な大人であるだろうか。
わたしにとっての中年は40〜60歳だけれど、中年になったわたしがたまたま
出会い、同時代をともに生きるうえで一緒に語り合いながら、それぞれの生き方
に学び、魅力を感じた中年男性たちの顔を撮影することを思い立った。自分に似
合う年齢と、年齢に似合う自分、というのはよくわからないけれど、そのひとの
歴史を物語る中年男性の顔の中には、少年も青年も棲んでいる。そして、これか
らの人生も垣間見れる。
いろんな時期をへて、ほろ苦さも知っている、ちょっとくせのある中年男たちの
写真のあいだをゆっくり歩きながら、それぞれのひとの歴史を旅してみてくださ
い。
中年は人生の本番、これからです。
ミーヨン
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■写真展会期:2003年10月11日(土)−11月1日(土)
10:00−20:00 土日祝日も開催
■入場無料
■会場:東京都港区東麻布2-28-6/foo
(最寄り駅 南北線・大江戸線「麻布十番駅」、大江戸線「赤羽橋駅」)
http://www.lifeandshelter.org/where.html
□■opening party:10月10日(金) 19:00−21:00
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■■small talk 03
ミーヨンの写真の被写体になった中年男性3人が、対談相手として「今」語り合
いたいと思う女性をそれぞれ選びました。各々のテーマで、思う存分語り尽くし
てもらいたいと思います。
<PROGRAM>
□■Small talk 03-1
10月11日(土) 18:00受付開始 18:30開演
>>小崎哲哉×マルガリータ
theme:愛への讃歌
□■Small talk 03-2
10月18日(土) 18:00受付開始 18:30開演
>>芹沢高志×ミーヨン
theme: 普通の速度で歌うように
□■Small talk 03-3
11月1日(土) 18:00受付開始 18:30開演
>>熊倉敬聡×福のり子
theme:「不良」であること
★各プログラム終了後、お二人を交えての懇親会を開きます。
■料金:¥2,500
*1 drink free+light food
■定員:30名(予約制)
■会場/foo 東京都港区東麻布2-28-6
(最寄り駅 南北線・大江戸線「麻布十番駅」、大江戸線「赤羽橋駅」)
http://www.lifeandshelter.org/where.html
■主催:foo
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<お申し込み・お問い合わせ>
■申込方法 (締め切り:各回2日前までにお願いします)
下記の項目を明記の上foo@lifeandshelter.orgまで。
□氏名(参加者全員) □住所 □連絡先 □参加ご希望の会のゲスト名
■問合せ先
tel:03-3560-2047/ライフアンドシェルター社内
■担当/foo 相澤or田畑
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<プロフィール>
Mi-Yeon
63年ソウル生まれ。88年に渡仏し、パリで写真を学ぶ。90年に来日。個展を中心
に活動する一方、現在は小説も手がける。
著書 『I was born ソウル・パリ・東京』(松柏社)
『いまここにいるよ』(偕成社)
短編「くらげ」(『ナナイロノコイ』(角川春樹事務所)に収録)
個展 「かたちのある街」(1995、ギャラリーモール)
「EXISTENCE」(2000、ギャラリートモス)
「EXISTENCE-Erigeron canadensis」(2000、ギャラリーモール)
「I was born ソウル・パリ・東京」(2001、好文画廊)
「2歳の瞬間(とき)」(2002、世田谷文化生活情報センター)
□小崎哲哉/おざき・てつや
1955年東京生まれ。カルチャーウェブマガジン『REALTOKYO』
(http://www.realtokyo.co.jp/)発行人兼編集長。都市型文化情報誌『03 TOKYO
Calling』の創刊副編集長、インターネットエキスポ日本テーマ館『センソリウ
ム』のエディトリアル・ディレクション、写真集『百年の愚行』(Think the
Earth/紀伊國屋書店)を企画編集し、ウェブマガジン『先見日記』
(http://diary.nttdata.co.jp/)の編集長も務める。趣味は料理。
□芹沢高志/せりざわ・たかし
1951年東京生まれ。神戸大学理学部数学科、横浜国立大学工学部建築学科を卒業
後、民間 シンクタンクで生態学的土地利用計画の研究に従事。89年、現代美術
と環境開発に関わる制作機関「P3 art and environment」を開設し、国内外のア
ーティストと活動を開始する。2002年には帯広競馬場で開催された国際現代アー
ト展『デメーテル』の総合ディレクターを務めた。著書に『この惑星を遊動す
る』(岩波書店)、『月面からの眺め』(毎日新聞社)。
□熊倉敬聡/くまくら・たかあき
1959年東京生まれ。慶應義塾大学助教授。パリ第7大学博士課程修了。1980年
代、フランス文学、なかんずくマラルメの社会・経済思想を研究。90年代には、
現代芸術に関する企画・評論活動を行なう。現在、「脱芸術/脱資本主義」の観
点から 新たな学(び)の在り方を探究中。著書に『脱芸術/脱資本主義論』
(慶應義塾大学出版会)、共編著に『セルフ・エデュケーション時代 Practica
1』(フィルムアート社)、『女?日本?美?』(慶應義塾大学出版会)などが
ある。
□Margarita/マルガリータ
「マイクを持たせたら日本一」のおしゃべりドラァグクイーン。雑誌『A』やウ
ェブサイト『Real Tokyo』等はじめ、多数の媒体でフリーライターとしても活
動。海外生活経験を生かし、世界各国を飛び回っているが、ドラァグクイーンと
しての活動はなぜかしら「新宿近辺」。新宿区在住のため、"地元系ドラァグ"と
呼ばれることも。アルゼンチン発のパフォーマンス『Villa Villa』で吊り上げ
られたり、バカンスで出かけたドバイのベリーダンスツアーですっぴんのまま踊
らされたりと、このところ"タダ働き"が多いのも気になるところ……。
□福のり子/ふく・のりこ
熊倉敬聡氏が、「中年びゅ〜ち〜:不良度自慢対談」の相手に選んだ、 ニュー
ヨーク在住のインディペンデント・キュレイター。ロバート・メイプルソープ、
シンディー・シャーマン、フィリップ=ロルカ・ディコルシアなどおもに現代写
真を手がける。淡交社よりアメリア・アレナス著『なぜ、これがアートなの?』
を翻訳出版。中年度および不良度はバッチリ。『アートには「?」と「!」が大
切だ』と常々言っている本人のびゅ〜ち〜度は、対談当日会場を埋め尽くす
「?」と「!」が語ってくれるはず。